それ以前にそれはそれで。

日常・本の感想、など

石川淳 『 普賢 』

久々すぎる更新なれど、もはやそんな事はどうでもいいということにした。
わたしは学生ではいので読書感想文などという課題もない。それでも書きたい。

石川淳『普賢 』について……

何だこの本。とんでもない話だ。

① 垂井茂市どこいった

……ええ、もう垂井茂市なんか鬼に食われろ(本文より)

爆笑です。ほんとうにどこいった。

② 世界が狭いのに人が多い!

数日かけてじっくりとっくり読んだせいだろうが、
関係図を書きたい気持ちになる。
しかし書くより読みたい。複雑な気持ち。
スピード感が出るとジェットコースター

③ 総じて言葉は難しいが雰囲気で読む

いかんせんジェットコースターに乗車中。
途中で飛び降りるわけにはいかない。
そんな勿体ないことは出来ない。

④ 何故、手に入らない! 石川淳!!!!!!

ほんとにこの一言に尽きる。
はちゃめちゃに面白い。口語がたまらんのです。

⑤ ラストはしびれる憧れる

最初と最後の引き込みと突き放しよ。
たまらない。
描写がすごく良いのです。
すごく良いのです。

普賢とは。

一体なんだったのか。

愛蔵して二度、三度と読むつもりで入る。
理解出来る気はしない。
理解できなくてもいいと思える。

だってジェットコースターだもの!

楽しもうと思って乗る、そして降りる。
感想は、すごく楽しかった。
まさか乗り物と書籍の感想を同列で書くことがあるとは。

神も仏もないのでは……と裏主人公のような人が、
わたしは気に入って気になって仕方がなかった。

一度、読んで欲しい。

是非。

では……おやすみなさい。

*編集:2020.04.27